暮らしの中心を2階へ 夫婦二人のための戸建てリノベ
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お二人でのこれからの暮らしを見据えた住まいづくりは、「部屋数よりも、心地よく過ごせる空間を大切にしたい」という想いから始まりました。
もともと1階にあったLDKを2階へ移し、細かく仕切られていた居室を大胆に見直すことで、光と風をたっぷり感じられる開放的な住まいへと生まれ変わりました。
以前の2階は、明るさには恵まれていたものの、3つの部屋に分かれていたため、どこか細切れな印象がありました。そこで、お二人の暮らしにはそれほど多くの個室は必要ないと考え、生活の中心となるLDKを2階へ。
天窓から差し込む自然光を存分に活かした、伸びやかな空間が完成しました。
家づくりの中で印象的だったのが、ご主人の「インナーバルコニーで七輪を囲みながら、ゆっくり食事を楽しみたい」というご希望でした。
当初は、リビング空間を少しでも広く取るため、インナーバルコニーを設けないプランも検討していました。
しかし、ご夫婦と何度も話を重ねる中で、その時間こそがこの家ならではの豊かさになると考え、最終的に採用する事に。
完成した空間は、外と内が緩やかにつながる心地よい場所となり、意匠的にも住まいの魅力を引き立てる存在になりました。
その前にはカウンターを造作し、朝の身支度やメイクをしたり、ちょっとした作業をしたりと、多目的に使えるスペースとして活躍しています。
隣接するフリースペースは、荷物置きとして使える余白を残しつつ、ランドリールームとの間仕切り壁の上部を開放することで、風が抜けるように工夫しました。
機能性だけでなく、空気の流れや心地よさまで意識した設計になっています。
キッチンづくりでは、ご夫婦が実際にお使いの家電やゴミ箱のサイズを細かく確認しながら、一つひとつ寸法を決めていきました。
毎日使う場所だからこそ、使い勝手を何より大切にしながら、無理のないレイアウトを追求しています。
また、お二人とも靴がお好きだったことから、玄関正面にあった収納をシューズクロークへと変更。
アーチ開口を設け、クロスやブラケット照明も丁寧に選びながら、帰宅するたびに気分が上がるような空間に仕上げました。
1階の寝室からは、大容量のウォークスルークローゼットを通り、洗面スペースを経由して2階のLDKへとつながる動線を計画。
朝起きて、洋服を選び、身支度を整えてからリビングへ向かう。そんな何気ない日常が自然と流れるよう、暮らしの動きを丁寧に組み立てています。
住まいの性能面にもこだわり、断熱材には自然素材の木質繊維断熱材「シュタイコ」を採用。断熱性や防音性、調湿性に優れた性能を活かすため、壁はビニールクロスではなく左官仕上げとし、素材が持つ力を最大限に引き出しました。素朴で温かみのある質感もまた、この家らしさのひとつになっています。
階段は、踏板部分のみをフロアタイルで仕上げることで、デザイン性を損なうことなくコストとのバランスにも配慮。細かな部分まで工夫を重ねながら、お二人らしい住まいを形にしていきました。
打ち合わせは奥様を中心に進み、レスポンスも早く、意思疎通はいつもスムーズ。疑問やご要望もその都度共有していただきながら、お互いに共通認識を持って、一歩ずつ家づくりを進めていくことができました。
完成した住まいを振り返ると、何より印象的だったのは、2階に生まれた開放感です。
細かく区切られていた空間がひとつにつながったことで、家全体が明るく、のびやかな表情へと変わりました。
事例DATA
- 所在地:横浜市港南区
- 建物の種類:戸建
- 施工期間:2ヶ月
- 費用:1,400万円

























