CASE48:ご夫婦の個性が共鳴する、料理が暮らしの中心にある住まい

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今回ご紹介するのは、T様ご夫妻の“2件目”となるフルリノベーションマンション。
もともと住まわれていたお住まいの売却が決まっていたこともあり、打ち合わせから着工までのスケジュールは約2ヶ月とタイトな中でのスタートでしたが、ご夫婦のテンポの良さと明確なビジョンによって、スムーズにリノベーションが進行していきました。

キッチンが主役のLDK

ご主人がキッチンに立たれることが多いため、今回の住まいづくりは「ご主人主体」で構想。
LDKに入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、空間の主役であるアイランドキッチン。

スペースの制約からペニンシュラ型も選択肢にありましたが、「あえてアイランドにしたい」というご希望を大切にしました。冷蔵庫や背面収納の位置も工夫し、動線も美しさも両立したキッチンに。

背面には造作のキッチンボードを設置し、日常的に使いやすい収納とともに、タイルが空間のアクセントとしても映える存在に。

ご夫婦それぞれの時間を大切にする間取り

おふたりの生活リズムが異なる日もあることから、寝室は別々に使えるよう、2LDKの間取りを採用。
それぞれのプライベートを確保しながら、心地よい距離感で暮らせる工夫が詰まっています。

玄関側の寝室からと廊下側、両方からアクセスできるウォークインクローゼットや、LDKに隣接する寝室にも独立した収納を確保するなど、使い勝手のよい動線設計にもこだわりました。

素材と色へのこだわり

「ビニールクロスは使いたくない」という奥様のご希望から、室内は自然素材を中心に構成。

無垢のフローリングや、左官職人による塗り壁仕上げは、湘南リフォームのこだわりポイントでもあり、肌触りや空気感にこだわった心地よい空間を実現しました。

特に印象的なのは、奥様が選ばれた個性豊かな輸入クロスたち。

玄関やキッチンには、既製品のタイルをそのまま使うのではなく、湘南リフォームで一枚ずつ並べ方を提案しながら模様をデザイン。

素材を活かしつつ、ご夫妻の世界観に沿った美しい空間づくりをお手伝いさせていただきました。

機能美と遊び心を備えた造作たち

リビングには、どこからでもアクセスしやすい位置に本棚を造作。
本好きなご夫婦のライフスタイルにぴったりな配置で、素材感も空間にも合うよう工夫しました。

そのほか、キッチン背面のボードや洗面台など、住まい全体に造作家具を多く取り入れ、「既製品にはない、自分たちのための住まい」を丁寧に形にしました。

また、ご主人のリクエストで、室内にトレーニング用の懸垂バーも設置。
生活の中にさりげなく“自分らしさ”を取り入れた、オンリーワンの住まいです。

テンポよく進んだ心地よいプロセス

印象的だったのは、ご夫婦の決断の早さと、レスポンスの良さ。
初回のプレゼンでは3パターンのプランをご提案し、その中からしっかりとご自身たちに合うスタイルを見極めていただきました。

なかでも奥様が選ばれたクロスは、色や柄のインパクトが強く、「奇抜さも楽しみたい」という狙い通りの仕上がりに。

完成後には「イメージ通りだった」とお喜びいただけたことが、私たちにとっても嬉しい瞬間となりました。

暮らしの中に個性と機能を。

日常のなかに遊び心と機能性を散りばめた、T様ご夫妻の新しい住まい。

自然素材の心地よさ、デザインの豊かさ、そしておふたりのこだわりが調和した空間が、これからの暮らしをさらに豊かに彩ってくれることを願っています。

事例DATA

  • 所在地:東京都大田区
  • 建物の種類:マンション
  • 築年数:築26年
  • 施工期間:3ヵ月
  • 費用:1600万円